こんにちは、大浦です。
料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅「food letters」は、クラウドファンディングと先行予約にてご支援いただき、おかげさまで私たちは昨年内に春夏秋冬の旅を全て終えることができました。ウェブ版の記事もたくさんの方に読んでいただき、嬉しく思っています!
本の発売予定が変更になりました
今日はみなさまに大事なお知らせがあります。クラウドファンディングと先行予約にお申込みいただいたみなさまには、書面にて既にご連絡させていただきましたが、誠に勝手ながら、本の発売を以下のように延期させていただくことになりました。
当初の発売予定:2018年6月
延期後の発売予定:2018年冬
事由:追加取材のため
楽しみにされていたみなさまにはご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません。本も料理と同じで、作り手の心が映るものだと思います。心を込めながら本づくりを進めて参りますので、どうかご理解の程よろしくお願い申し上げます。
お申込みをいただいてから本を届けるまで、長期間お付き合いをいただくことになりますが、この道中がみなさまにとっても楽しいものになるよう、早速、現在の進捗状況をご報告しますね。
まずは絵コンテづくりから
今年のはじめからは、いよいよ本の制作に向けて動き出しました。まずは絵コンテを作るところからスタート。現時点の本のページ数は256ページを想定しています。1ページ目から256ページ目まで、どんな写真や文章を配置していくのか、絵コンテに落とし込んでいきます。
春夏秋冬、旅で納めた写真の枚数はざっと1700枚、cayocoさんが作った料理のレシピは約100種類。膨大な数の素材からどれを選び、どう組み立てるのか、脳内のスペックが足りなくなるほどひたすら考えて考えて考えまくります!よく漫画で、頭から湯気が出てたりするシーンがありますね。まさにあの状態。
本づくりの旅の旗を振るために
鉛筆で絵コンテを書きながら、何度も消しゴムで消してはまた書いて、結局ははじめから書き直しなんていうことも。何度も白目をむきそうになりながらも、本づくりの旅の旗を振るのは私しかいない…!そう心を奮い立たせて、cayocoさん、デザイナーさん、社内スタッフに渡すたたき台となる絵コンテを仕上げていきます。
出来上がった絵コンテがこちら。じゃーん!数えてみるとA4用紙16枚分。
「今回の旅は、こんな感じを予定しています。さあ、みなさん旅に出ましょう!」
そう言いながらようやく地図を配れる準備が整った気持ちです。
cayocoさんでないと伝えられないメッセージがある
まだ本づくりの旅ははじまったばかりですが、絵コンテの作業だけでも、春から冬までの旅を何度も頭の中で反芻しています。その度に新鮮な気持ちが色褪せていかないかという不安が一瞬よぎるものの、何度反芻しても「あー、楽しかったー!」「あー、美味しかったー!」とブレることなく心が踊り出すのです。
そして楽しかったと美味しかったで終わらない、そのもっと奥へ。どの時代のどんな国のどんな人にとっても普遍的なテーマである「食」について、cayocoさんと共にどんなメッセージをこの本で伝えていくのか。cayocoさんでないと伝えられない、cayocoさんだからこそ伝わるメッセージが間違いなくあります。
それは、これまで歩んできた道を語ってくれたcayocoさんの言葉を受け取った一人の人間として、私が信じていることでもあり、伝えていく使命を胸にしています。
先行予約の受付期間を延長します
レシピ本の先行予約はオンラインショップにて受付中です。発売時期の変更に伴い、3月末から6月末まで期間を延長しました。
またオンラインショップのみだけでなく、cayocoさんが現在週2回開いている、food lettersカフェでは店頭受付も承ります。cayocoさんのごはんを食べて気になった方は、直接お声かけくださいね。
food lettersカフェの開催スケジュール
◎毎週木曜日
場所:千駄木 爬虫類両生類研究所8喫茶分室
営業時間:12時〜18時
住所:113-0022 東京都 文京区千駄木2-49-8 1FB
◎毎週日曜日
場所:西日暮里 フロマエプラス
営業時間:11時半〜15時半
HP:https://furomaeplus.jimdo.com/
※スケジュールが変更になる可能性もあるので、food lettersのInstagramにて最新情報をチェックしてください。
特典は先行予約限定のレシピ付きお便り
先行予約は、特典として春夏秋冬のレシピが付いたcayocoさんからの旅のお便りをお届けします。
このレシピ、私も普段の献立にスタメン入りしたメニューもあるほど、簡単に作れて美味しいんです。冷蔵庫にペタっと貼って、いつでも見れるようにしています。スマホや本を開くより、紙一枚だと見やすくて便利ですよね。ぜひみなさまの暮らしの小さなお役に立てますように。
本づくりは、まだまだ迷いながら、悩みながらですが、この先もぜひ見守っていただけると嬉しいです。ただのレシピ本ではありませんよ〜!お楽しみにー!!
▶先行予約のお申込みはこちらから。
この特集の目次
- 西荻窪で優しいごはんを作るcayocoさんの、春夏秋冬の旅とレシピを本にするプロジェクトが始まります!
- 料理家cayocoさんのポートランドの旅から見える、心も町も動かす食の力
- cayocoさんがポートランドで出会った、つくる人の「好き」が伝わってくるごはん。
- ポートランドの旅のおすそ分け。シンプルなのに美味しいホットパンプキンディップの作り方。
- 「food letters」のはじまりの物語。私たちが旅へ出て、本をつくる理由。
- 旅と本のイメージを膨らませる「food letters」のフライヤーができました!
- 旅先から届く絵葉書が、ポストに入っていた時の気持ちを。food lettersのInstagram。
- 旅を実況中継中!food letters第一弾、津屋崎の旅の様子をお届けします。
- food letters第一弾、人との出会いを味わう、津屋崎の旅が始まりました!
- 心が大きく踊る、彩り豊かな料理家cayocoさんのごはん
- 料理家cayocoさんの旅の原点、ポーランドの自然体な生き方から学んだこととは。
- 料理家cayocoさんのレシピ本を作る旅・food letters、春の旅の速報をお届けします!
- どんな本とお便りが届くの?クラウドファンディングで応援してくださる方に届けたいもの。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅 第1話「かわいい」と感じる目と心。そこにはいつだって愛がある。
- 人と同じように野菜に対しても、心を大切に置くこと。
- 旅先で心に沁み渡る、一日が穏やかに終わることの尊さ。
- 知らないって寂しい。知るって嬉しい。だから人は優しくなれる。
- 旅の偶然の出会いは、なんでもない風景を忘れることのない景色へと変える力がある。
- 料理はこんなにも人の心を伝えてくれる。
- 人が人を想う心は見えないけれど、本当はこの世界に溢れている。
- 夏は小豆島へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第二弾が始まります!
- 醤油、塩、オリーブオイルの生産地へ。料理家cayocoさんの小豆島の旅のルートをご紹介。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、小豆島の旅の速報をお届けします!
- 春夏秋冬の旅のお便りが届く、レシピ本「food letters」の特典付き先行予約が始まりました!
- 秋は長野県へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第三弾が始まります!
- 料理家cayocoさんが旅の出会いを届けるfood letters食堂で、旅の追体験を!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、長野の旅の速報をお届けします!
- 旅のはじまりは、国内初有機オリーブ栽培に成功した小豆島・山田オリーブ園へ
- 観光客の声で美味しくなる?ヤマロク醤油の常識の真逆をいく醤油づくり
- 「みてやらないかん」の心が映る、塩屋波花堂の驚くほど優しい味の塩
- 「自分が幸せにできる人は見渡せるくらいでいい」長野県佐久の星の坊主さま・こじょうゆうやさんに聞いた、ごきげんな畑の話
- 集まった人たちの心でとびっきり美味しいごはんが生まれる。阿智村の森田自然農園の「茗荷祭り」。
- ついに最後の旅。冬は島根県雲南市へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第四弾スタート!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、島根の旅の速報をお届けします!
- できるかできないかではなく、やるかやらないか。島根県雲南市の妹尾さん家族と過ごす、自給自足の暮らし体験。
- 生きる力ってなんだろう。旅で始まったデトックスが教えてくれる、心と体の声。
- 料理の心の置き場所を変えた、鶏を絞めるワークショップで学んだ、命のつながり。
- 食の根源を教えてもらった島根県雲南市の旅。人も、ごはんも、巡り続けるエネルギー。
- レシピ本「food letters」に関する大事なお知らせ
- 書籍「food letters」制作・出版元変更のお知らせ
お知らせ
心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。