こんにちは、店長の大浦です。
今年も残りわずかとなりましたね。今月も連載「お客さまの声に寄り添いながら」にて、私たちの元へ届いたお客さまの声に、お返事をしていきたいと思います。
お客さまの声から発見する、こんな味わい方
連載「耳で味わう、英語の世界」には、こんな言葉をいただきました。
「何度聞いても良すぎる。」
このメッセージをくださったお客さまは、実は私たちのご近所に住む友人。普段どんな風に聞いているのかをたまたま会った時に伺ったところ、ラジオのように流しているとのこと。心地良い音として、誰かの日常に寄り添えていることがわかり、とても嬉しく感じました!じっくり聴き込むだけでなく、さらさらと流れるBGMとして味わっていただく形があることは、私たちも発見でした。
ダウンロード、リツイートから感じる、お客さまの声
表現アートセラピストの山口美佳さんに、自分の心を大切にするためにできることについてお話を伺った特集「自分の心のためにできること」では、毎日数分試すだけで、日記のように心の軌跡が刻まれるようなノートのワークもご紹介しました。
「いそがしい人、つかれた人に自分を振り返ることを思い出させてくれる記事」「アートとセラピー、どちらも日本人には深いところにイメージしにくい言葉の組み合わせ。麻衣さん(大浦の下の名)の言葉を通すと自然にストンと理解できてしまう。」
表現アートセラピーを日常にもっと寄り添う存在になってほしい、という気持ちがこの特集を企画する時に、私の心の中に強くありました。正直、心のことに向き合うというテーマは重すぎるのかな?という不安もあったのですが、たくさんの方にノートをダウンロードしていただいたり、リツイートをしていただき、このような言葉までいただき、「まちがってなかった」と胸を撫で下ろしています。
心のことに目を向けて、耳を澄ませて、触れてみることは、少し怖い。けれども、もっと心を大切にしたい、と切実に思う瞬間を誰もがもっているのかもしれません。お客さまの反応や、言葉に触れて、誰かの心に寄り添う場所でこれからもありたい、と強く感じました。
「こんなドラマがあったとは、心が震える」
ドイツに住むダンサーの神谷理仁さんの連載「出会いの中に隠れているもの」の第3回のピナ・バウシュに巡り合うストーリーでは、大きな反響をいただきました。
「稽古場で気になっていたこの写真、こんなドラマがあったとは、、、心が震える。」「素晴らしい話。私も、ダンスを勉強しています。ピナも、大野さんも好きです。お話、凄く素敵で、幸せになりました。ありがとうございました」「わぁ!なんて素敵な奇跡。大きな声でBravo!と言いたくなりました。」
ドラマチックに出会う、なんて言葉がありますが、人は常にドラマチックに誰かと出会っているのかもしれませんね。そこにドラマを感じるかどうか。人と人が出会うことは、とても不思議で尊い。そして儚くもあり、けれども揺るぎない何かを、それぞれの人生に刻んでいるようです。
今年一年、みなさんはどんな出会いがありましたか?私は、よりそう。という場所で、この記事を読んでくださっているみなさんと、今この瞬間出会えていることに、言葉にならない感謝の気持ちでいっぱいです。
いつもあたたかい言葉をありがとうございます。来年もみなさまの声に寄り添いながら、歩んでいきたいと思います。
お知らせ
心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。