ピカピカの1年生からスタートし、袴を着て卒業式を迎える大学生活まで、ほとんどの人の暮らしの中心はおそらく「学ぶこと」。
小学校、中学校、高校、大学と、私たちは嫌というほど学ぶ毎日を過ごしてきたはずなのに、社会に出た途端、学びの機会は自動的に供給されないことに気づきます。主体的に動かないと、学ぶ機会はやってこない。もしかすると、日々の仕事や家事で精一杯で、何かを学ぼうという気持ちすらもてなかったりするかもしれません。
でもきっと、人の心は「何かを知ること」で得られる快感や喜びがあることを覚えているはず。
知るって面白い。
知らなかったことを、味わうって面白い。
連載「わたしたちの体験ノート」は、よりそう。のメンバーが体験して、学んできたことをおすそ分けするような読み物にしたいと思っています。
体験するとは、自分の全身で味わうこと、体感すること。
耳、目、鼻、肌。体中の細胞に入ってくる情報を、頭と心で味わうことだろうと思います。
ちょっと一口、試食をするような感覚で、私たちが身体の感覚を総動員させて吸収してきたものを、お客さまにも味わっていただければと思います。
今まで知らなかった世界を、少し覗き見るような。
知る、の1ページ目を開くような。
小さな学びのシェアを、ぜひお楽しみください。
連載第1弾は、ディレクター大浦の昨年の自宅出産の体験についてです。明日から連載が始まりますので、どうぞご覧ください。
お知らせ
心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。