心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付け… >続きを読む
逃げるが楽?そんな思考回路、壊しちまえ!
料理家cayocoさんのごはんを味わえるよりそう。食堂、3月の開催は私も福岡から東京へ駆けつけました。実はこの日のメニュー、確定したのは当日の朝だったのです。 大豆とにんにくを一緒に煮て、マッシュにしてコロッケを作ろうと… >続きを読む
〜どこいった?わたしのプレーン味〜ヨシタケシンスケ『ぼくのニセモノをつくるには』とドーナツ
宿題、お手伝い、部屋の掃除。小学3年生のケンタはやりたくないことだらけでゲンナリし、ある日ロボットを買います。 「あなたのことをおしえてください」 ロボットに請われて、自分ってなんだったけと考えを巡らす物語。名前や家族構… >続きを読む
〜説明できない胸騒ぎ〜ノヴァーリス『青い花』とカモミールティー
え、これなに!? 出会いは、頭を殴られるほどの衝撃でした。 「全能の愛はもう芽生えていますが、まだ燃え上がってはいず、燃え尽くす炎ではなくて、ほのかにちりゆく香りなのです。」 エレガントな浮遊感、狂気的な無邪気さ。正直、… >続きを読む
〜大人のネジの外し方〜荒井良二『たいようオルガン』とメロンパン
荒井良二の絵本を手に取った時、この人は大人のボディスーツを着た子どもに違いないと思ったのは、私だけでしょうか。絶対背中にチャックがあるはず。 「のりたいひと てをあげて どうぞ どうぞ ゾウバスはしる」 のびのびぐんぐん… >続きを読む
失敗にへこたれないために必要なもの
プロの料理家も日々失敗を繰り返しているなんて。料理家cayocoさんの最近の失敗は真っ黒焦げのバナナケーキ。「お菓子作りの基本は計量!」なんていう常識はどこ吹く風。「だいたい粉1:液体2な感じ」と感覚知で進めるプロセスに… >続きを読む
〜青春バリューセット!〜俵万智『サラダ記念日』とマックのフライドポテト
バイト終わりに待ち合わせた夜中のドライブとか、何度も開いてはため息をつくメールの受信箱とか、おまわりさんに何度も怒られた自転車の二人乗りとか、そんなことを思い出してしまう、俵万智のサラダ記念日。 「『この味がいいね』と君… >続きを読む
〜ちゃぶ台ピクニック〜谷川俊太郎『はるかな国からやってきた』と塩むすび
谷川俊太郎の詩の中で一つを選べと言われたら、ここ数年の私の中のダントツ1位は「地球へのピクニック」。 「ここで一緒になわとびをしよう ここで ここで一緒におにぎりを食べよう ここでおまえを愛そう」 そんな言葉ではじまるこ… >続きを読む