こんにちは、店長の大浦です。
料理家cayocoさんが、春夏秋冬の旅を通じて人・食材・土地と出会い、その土地の保存食をバトンに食と人をつなぐプロジェクト「food letters」の第三弾、秋の旅が始まります!
今回の行き先は長野県。ついこの間夏の旅を終えたばかりですが、この時期に長野へ向かうのは理由があり、その理由も含めて旅の予定をご紹介したいと想います。
秋のテーマは「食を通じて人が集う場所を訪ねる旅」
秋の旅のテーマは「食を通じて人が集う場所を訪ねる」。cayocoさんはお店をはじめる前から「テーブルの上が豊かな食事を広めたい」という計画をもっていたのだそう。旬のものが揃い、元気な農作物があり、誰が育てたのかを知っていること。普段の私たちの食生活ではなかなか実現が難しいからこそ、そんな当たり前の豊かさがある場所を訪ねたいと考えました。
旅の前半は佐久市の星の坊主さまでファームステイをします。これまでcayocoさんは、星の坊主さまの小城さんの作る新米をいただいて体調が良くなる経験をしたのだとか。
「そのとき頭痛があったのですが、小城さんのお米を食べたら、その痛みがびゅーっと吹き飛んだのです。小城さんて何者なのかな、、と小城さんの農園を見てみたいきっかけにもなりました。」
小城さんの農園見学や畑仕事のお手伝いをしながら、農園の周りで活動をされている、衣食住を豊かに暮らす人たちの元を訪ねる予定です。
旅の後半は、茗荷農園の収穫のお手伝い
旅の後半は阿智村へ移動し、写真担当の浅田さんの音楽仲間でもある森田夫妻の茗荷農園の収穫をお手伝いします。茗荷の収穫をするために、どうしても9月上旬に合わせる必要があった秋の旅。昨年も収穫のお手伝いをされたcayocoさんと浅田さんに、また行きたい理由を尋ねると二人とも顔を合わせて「うーん」と唸り顔。どうやらひと言で表現するのが難しいよう。
毎日代わる代わる人がやってきて、それぞれ自分ができることをやって帰っていく。cayocoさんはひたすら賄い用のごはんをつくる予定。
「なんかいいんですよ、あの空間と時間って」と浅田さん。「お手伝いにくる人達は普段は土に全く触れていない人も多く、この茗荷の収穫体験を得てそれぞれに学び、気付きがあるような気がしています。」とcayocoさん。
そしてニヤリと笑いながら「何が起きるかはわかりません」と加える浅田さん(どういう意味ですか!)。どんな人に出会えるのか、どんな料理が生まれるのか、全ては旅が始まってからのお楽しみのようです。
食の豊かさを再発見できる旅にしたい
佐久市と阿智村。どちらもその場所には、たくさんの人が集まってくる。食を介して人が集う場所というのは、いったいどんな場所なのでしょうか。
food lettersの旅をはじめた当初からcayocoさんの根底にある想いは「食の力を信じて、人が心豊かに暮らせることを伝えたい」。その想いを伝えるために、食の豊かさを再発見できる旅にしたいと思っています。
今回もこれまで同様に旅の様子をTwitter中継でお届けする予定です。当店のTwitterアカウントにて、「#foodletters」というハッシュタグを付け、昨日から投稿が始まっています。ぜひこちらも楽しみに待っていてくださいね。
私はcayocoさんたちと落ち合うために、新宿のバスタを出発して佐久市まで向かうところです!それではいざ出発〜!!
この特集の目次
- 西荻窪で優しいごはんを作るcayocoさんの、春夏秋冬の旅とレシピを本にするプロジェクトが始まります!
- 料理家cayocoさんのポートランドの旅から見える、心も町も動かす食の力
- cayocoさんがポートランドで出会った、つくる人の「好き」が伝わってくるごはん。
- ポートランドの旅のおすそ分け。シンプルなのに美味しいホットパンプキンディップの作り方。
- 「food letters」のはじまりの物語。私たちが旅へ出て、本をつくる理由。
- 旅と本のイメージを膨らませる「food letters」のフライヤーができました!
- 旅先から届く絵葉書が、ポストに入っていた時の気持ちを。food lettersのInstagram。
- 旅を実況中継中!food letters第一弾、津屋崎の旅の様子をお届けします。
- food letters第一弾、人との出会いを味わう、津屋崎の旅が始まりました!
- 心が大きく踊る、彩り豊かな料理家cayocoさんのごはん
- 料理家cayocoさんの旅の原点、ポーランドの自然体な生き方から学んだこととは。
- 料理家cayocoさんのレシピ本を作る旅・food letters、春の旅の速報をお届けします!
- どんな本とお便りが届くの?クラウドファンディングで応援してくださる方に届けたいもの。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅 第1話「かわいい」と感じる目と心。そこにはいつだって愛がある。
- 人と同じように野菜に対しても、心を大切に置くこと。
- 旅先で心に沁み渡る、一日が穏やかに終わることの尊さ。
- 知らないって寂しい。知るって嬉しい。だから人は優しくなれる。
- 旅の偶然の出会いは、なんでもない風景を忘れることのない景色へと変える力がある。
- 料理はこんなにも人の心を伝えてくれる。
- 人が人を想う心は見えないけれど、本当はこの世界に溢れている。
- 夏は小豆島へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第二弾が始まります!
- 醤油、塩、オリーブオイルの生産地へ。料理家cayocoさんの小豆島の旅のルートをご紹介。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、小豆島の旅の速報をお届けします!
- 春夏秋冬の旅のお便りが届く、レシピ本「food letters」の特典付き先行予約が始まりました!
- 秋は長野県へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第三弾が始まります!
- 料理家cayocoさんが旅の出会いを届けるfood letters食堂で、旅の追体験を!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、長野の旅の速報をお届けします!
- 旅のはじまりは、国内初有機オリーブ栽培に成功した小豆島・山田オリーブ園へ
- 観光客の声で美味しくなる?ヤマロク醤油の常識の真逆をいく醤油づくり
- 「みてやらないかん」の心が映る、塩屋波花堂の驚くほど優しい味の塩
- 「自分が幸せにできる人は見渡せるくらいでいい」長野県佐久の星の坊主さま・こじょうゆうやさんに聞いた、ごきげんな畑の話
- 集まった人たちの心でとびっきり美味しいごはんが生まれる。阿智村の森田自然農園の「茗荷祭り」。
- ついに最後の旅。冬は島根県雲南市へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第四弾スタート!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、島根の旅の速報をお届けします!
- できるかできないかではなく、やるかやらないか。島根県雲南市の妹尾さん家族と過ごす、自給自足の暮らし体験。
- 生きる力ってなんだろう。旅で始まったデトックスが教えてくれる、心と体の声。
- 料理の心の置き場所を変えた、鶏を絞めるワークショップで学んだ、命のつながり。
- 食の根源を教えてもらった島根県雲南市の旅。人も、ごはんも、巡り続けるエネルギー。
- レシピ本「food letters」に関する大事なお知らせ
- 書籍「food letters」制作・出版元変更のお知らせ
お知らせ
心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。