こんにちは、店長の大浦です。
西荻窪「ていねいに、」の料理家cayocoさんの旅とレシピを本にするプロジェクト「food letters」。cayocoさんのごはんを味わったことのない方にもぜひ知っていただきたい、見た目も楽しませてくれる色鮮やかなごはんについて今日はご紹介したいと思います。
cayocoさんは普段、「ていねいに、」にて朝ごはんと昼ごはんを作っていますが、それ以外にもケータリングやイベント等でも活動をされています。cayocoさんのお料理は、ホッとさせてくれる優しい味はもちろんのこと、目に映る盛り付けの豊かな彩りを通しても人の心を柔かくする力をもっています。
落ち葉や稲穂も飾りながら
実りの秋をイメージしたパーティ
実は私たちのお店の運営会社non-standard worldの設立パーティで、cayocoさんにケータリングをお願いしたことがありました。実りの秋をイメージしたごはんたちは、落ち葉や稲穂が飾られたり(食べることもできるんです!)、お客さまからも「わ〜!きれい!」と喜ぶ声が聞こえてきました。お料理は全てベジ仕様で、以外な食材の一面を知ることもでき、cayocoさんのごはんの力で笑顔が溢れたパーティになりました。
ここから元気に巣立っていけるよう想いを込めた
鳥の巣をイメージしたごはん
こちらは、cayocoさんの旅レシピ本のクラウドファンディングの応援メッセージもいただいたヨガスタジオnidaさんのオープニングパーティのごはん。nidaとは「鳥の巣」という意味だそうで、誰でもこの場所で羽を休め、また元気に巣立っていけるようにという想いが、お料理にも込められています。
鳥の巣をイメージしたお料理は、カボチャの一口グラタン、白ゴーヤの肉詰め風。おむすび。採れたて卵のサラダが詰まっているのだそう。cayocoさんの想像力と創造力がお料理からキラキラと輝いて伝わってきます。
外国の方へ向けた、和を感じる盛り付け
オーストラリアのオイルの会社Fandler(ファンドラー)のオイルを使ったレシピを作ったという、こちらのお料理。外国の方に喜んで頂けるように、和を感じる盛り付けにしたとのこと。懐石料理のような上品さが漂うお料理は、思わず見とれてしまいます。
畑をイメージした、結婚パーティのお料理
「ていねいに、」のごはんの食材としてお世話になっている埼玉小川町のサンファーム高橋さんの結婚パーティーは、玄米菜食米の子さんと共にお料理を担当したとのこと。cayocoさんは盛付けも担当しました。小川町のオーガニックの農園さんと高橋さんのお野菜をふんだんに使った、ベジ仕様のごはん。畑をイメージしたそうで、食材たちは賑やかに飾られ、どこか誇らしげな表情もしていますね。
ライブペインティングのように、音楽と参加者と共につくるごはん
こちらは、a(スモールエー)のデザイナー角文音さんと、ギタリスト浅田さんと開催したイベントの様子。浅田さんの即興ライブの中で、スモールエーのニット作品を参加者の方に着ていただき、参加者のみなさんとライブペインティングのように、ごはんを仕上げていったのだそう。
cayocoさんのごはんは、瞬発力の高さや、即興で作り出す柔軟性を感じます。あらかじめ決められたレシピを作るというより、食材に耳を傾け、その場の空気に身を溶かしながらつくるようなごはん。だからこそ、心にダイレクトに伝わる優しい力強さが備わっているのかもしれません。
視覚を通しても大きく心を踊らせてくれる
cayocoさんの彩り豊かなごはん
いつしかcayocoさんはこんなことを教えてくれました。
「絵を描くように、料理の盛り付けを楽しんでいます。」
食すとは、味覚、嗅覚、触覚、視覚、全てをフル稼働させて味わう行為。普段閉じている感覚の扉をふわりと広げてくれるようなcayocoさんのごはんは、視覚を通しても私たちの心を大きく踊らせてくれます。
cayocoさんの旅とレシピ「food letters」でお届けする本では、そんなcayocoさんのごはんの魅力をギュッと詰め込んでお客さまへお渡ししたいと思っています。ぜひ楽しみに待っていてくださいね。
この特集の目次
- 西荻窪で優しいごはんを作るcayocoさんの、春夏秋冬の旅とレシピを本にするプロジェクトが始まります!
- 料理家cayocoさんのポートランドの旅から見える、心も町も動かす食の力
- cayocoさんがポートランドで出会った、つくる人の「好き」が伝わってくるごはん。
- ポートランドの旅のおすそ分け。シンプルなのに美味しいホットパンプキンディップの作り方。
- 「food letters」のはじまりの物語。私たちが旅へ出て、本をつくる理由。
- 旅と本のイメージを膨らませる「food letters」のフライヤーができました!
- 旅先から届く絵葉書が、ポストに入っていた時の気持ちを。food lettersのInstagram。
- 旅を実況中継中!food letters第一弾、津屋崎の旅の様子をお届けします。
- food letters第一弾、人との出会いを味わう、津屋崎の旅が始まりました!
- 心が大きく踊る、彩り豊かな料理家cayocoさんのごはん
- 料理家cayocoさんの旅の原点、ポーランドの自然体な生き方から学んだこととは。
- 料理家cayocoさんのレシピ本を作る旅・food letters、春の旅の速報をお届けします!
- どんな本とお便りが届くの?クラウドファンディングで応援してくださる方に届けたいもの。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅 第1話「かわいい」と感じる目と心。そこにはいつだって愛がある。
- 人と同じように野菜に対しても、心を大切に置くこと。
- 旅先で心に沁み渡る、一日が穏やかに終わることの尊さ。
- 知らないって寂しい。知るって嬉しい。だから人は優しくなれる。
- 旅の偶然の出会いは、なんでもない風景を忘れることのない景色へと変える力がある。
- 料理はこんなにも人の心を伝えてくれる。
- 人が人を想う心は見えないけれど、本当はこの世界に溢れている。
- 夏は小豆島へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第二弾が始まります!
- 醤油、塩、オリーブオイルの生産地へ。料理家cayocoさんの小豆島の旅のルートをご紹介。
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、小豆島の旅の速報をお届けします!
- 春夏秋冬の旅のお便りが届く、レシピ本「food letters」の特典付き先行予約が始まりました!
- 秋は長野県へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第三弾が始まります!
- 料理家cayocoさんが旅の出会いを届けるfood letters食堂で、旅の追体験を!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、長野の旅の速報をお届けします!
- 旅のはじまりは、国内初有機オリーブ栽培に成功した小豆島・山田オリーブ園へ
- 観光客の声で美味しくなる?ヤマロク醤油の常識の真逆をいく醤油づくり
- 「みてやらないかん」の心が映る、塩屋波花堂の驚くほど優しい味の塩
- 「自分が幸せにできる人は見渡せるくらいでいい」長野県佐久の星の坊主さま・こじょうゆうやさんに聞いた、ごきげんな畑の話
- 集まった人たちの心でとびっきり美味しいごはんが生まれる。阿智村の森田自然農園の「茗荷祭り」。
- ついに最後の旅。冬は島根県雲南市へ!料理家cayocoさんの、食と人をつなぐ旅「food letters」第四弾スタート!
- 料理家cayocoさんの食と人をつなぐ旅・food letters、島根の旅の速報をお届けします!
- できるかできないかではなく、やるかやらないか。島根県雲南市の妹尾さん家族と過ごす、自給自足の暮らし体験。
- 生きる力ってなんだろう。旅で始まったデトックスが教えてくれる、心と体の声。
- 料理の心の置き場所を変えた、鶏を絞めるワークショップで学んだ、命のつながり。
- 食の根源を教えてもらった島根県雲南市の旅。人も、ごはんも、巡り続けるエネルギー。
- レシピ本「food letters」に関する大事なお知らせ
- 書籍「food letters」制作・出版元変更のお知らせ
お知らせ
心がひとりぼっちになった時、そっと言葉で明かりを灯してくれる本、当店オリジナル、作家小谷ふみ著書「よりそうつきひ」が発売となりました(ご購入はこちらから)。 どこか切なくて、寂しくて、愛しくて、ホッとする。なんでもない一日を胸に焼き付けたくなるようなショートエッセイが束ねられた短編集です。読んでいると大切な人の顔が心に浮かんでくる世界が広がっています。